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カップ専用の釉掛けバサミの自作(4)<完成> [陶芸道具]

カップがうまく挟めるように、爪の長さや角度、先端の尖り具合をグラインダーで砥いで調整しました。

最後に、溶接した部分にアルミテープを巻いて完成です。

自作釉掛けバサミ9.jpg

試しにカップを挟んでみると、しっかりと挟めます。


《 使い方 》

カップを横から挟んで釉薬を掛けます。

自作釉掛けバサミ10.jpg

この釉掛けバサミを使うと「カップを挟む⇒釉薬を掛ける⇒カップを置く」までの一連の流れを、器を持ち変えたり触ることなく、ワンアクションで施釉できます。

また釉薬を掛ける時にもたもたすることがないため、作品の仕上がり品質も安定すると思います。

特殊な釉掛けバサミを購入すると10,000円くらいかかりますが、販売しているものと遜色ないものが1/10くらいの費用で作成できました。

カップや茶碗くらいの大きさの器にしか使えませんが、作業効率と品質の上がる施釉道具が完成しました。



作ってみての改善点として、爪部分を可動式にして角度を変えられるようにすると、カップだけでなくもっと大きな器も挟めるため、使用できる器の幅がもっと広ると思いました。




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カップ専用の釉掛けバサミの自作(3) [陶芸道具]

ハサミの先に爪部分を接着します。

爪部分の位置がうまく定まらないため、ステンレスワイヤーを巻いて止めました。

自作釉掛けバサミ5.jpg



その部分を上から銀ロウ付けしました。

自作釉掛けバサミ6.jpg



ロウ付けした部分を金ブラシで綺麗に洗います。


ハサミと爪がしっかりと接着されています。

自作釉掛けバサミ7.jpg


一応、思っていたようなハサミの形になりました。

後はカップがきちんと挟めるように、爪の長さや角度、先端の尖り具合などを調整します。





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カップ専用の釉掛けバサミの自作(2) [陶芸道具]

練炭ばさみを丸く曲げました。Rがついていた方が器を掴みやすいため。

自作釉掛けバサミ2.jpg


ハサミの先をグラインダーで砥いで、平らにしました。ここに爪を付けます。

自作釉掛けバサミ3.jpg


カップを挟む爪部分は、ワイパーの芯をコの字型に曲げました。

自作釉掛けバサミ4.jpg

次は、ハサミの先に爪を接着します。


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カップ専用の釉掛けバサミの自作(1) [陶芸道具]

陶芸では釉薬を掛ける(施釉)時に、釉掛けバサミを使うことが多い。

市販のハサミは様々な器の施釉に多用できて便利ですが、使いづらい部分もあります。

カップに掛ける専用のハサミがあると作業の効率が上がり、品質も安定します。

そこで、下記のような釉掛け鋏を自作しました。カップを横から掴んで施釉できます。

自作釉掛けバサミ8.jpg
(今回自作したカップ専用の釉掛けバサミ)


自作釉掛けバサミ1-2.jpg
(普段使っている一般的な釉掛けバサミ)



今回使用した材料は次の4つです。

①練炭バサミ(ホームセンターで400円で購入)
自作釉掛けバサミ1.jpg

②自動車のワイパーの芯(ワイパー交換時に出た廃材のため0円)

③銀ロウ付け材(ホームセンターで900円で購入)
自作釉掛けバサミ1-3.jpg

④ステンレスワイヤー(以前購入した余り)





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かきベラ(陶芸小道具)の自作(2)<完成> [陶芸道具]

丸棒にあけた穴に、ヘラの付け根を挟み込んで、上からワイヤを巻いて固定しました。

IMG_20200827_151454.jpg

IMG_20200827_153226.jpg


ワイヤを巻いただけだと持ちにくいため、その上からアルミテープを巻きました。

IMG_20200827_153609.jpg


ヘラには刃がついていないので、グラインダーで砥いで刃を付けて完成です。

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出来上がったものを実際に使ってみると、削りにくい部分もあったので刃の角度等を微調整しました。
市販のもの以上に硬くて粘りがあり、すごく使いやすい道具になりました。

かきベラを買うと通常、一つ500~600円くらいします。今回かきベラづくりで購入したものは
丸棒とワイヤだけです。一つ50円くらいで出来上がりました。

また、市販のものはヘラの形が決まっていますが、自作すると作る作品や作業に合わせて使いやすい形のヘラを作ることができます。

作ってみると意外と簡単に作れるものなので、自作をお勧めします。



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かきベラ(陶芸小道具)の自作(1) [陶芸道具]

粘土を削るときに使用するかきベラを自作しました。

これが完成したかきベラです。

IMG_20200902_160340.jpg

以前、車のワイパーを交換したときにでた芯(廃材)を使います。

かきベラに丁度使えそうなステンレス製の芯です。

IMG_20200826_143025.jpg


それ以外に、ヘラを留めるためのステンレスワイヤと丸棒を購入しました(100均で購入)。

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丸棒を15センチくらいにカットして、ヘラを止める穴を開けました。

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次に、ステンレスの芯をかきベラの形に折り曲げました。
ステンレスは硬くて手の力だけでは思うような形に曲らないため、ペンチとバイス(万力)を使ってヘラの形に曲げました。(これが一番大変でした)

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トースカンの作成(2)<完成> [陶芸道具]

土台になる角材にL字金具をネジ止めします。

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次に、L字金具の先端に一文字金具を蝶ネジ、ナット、ワッシャーで止めます。

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コンパスの穴が小さく、蝶ネジが入らなかったので、削って穴を少し大きくしました。

次に一文字金具の先に、コンパスを蝶ネジ、ナット、ワッシャーで止めて完成です。

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コンパスに針と鉛筆の両方がついているので、ケガキ線と実線の両方が引けます。

また鉛筆をケガキ針に取り変えると、2重の並行線が引けます。

用途に合わせて使い分けができます。

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良い作品作りに使えそうなトースカンができあがりました。




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トースカンの作成(1) [陶芸道具]

陶器を作成する時に高さを揃えるために測ったり、水平線・並行線を引いたり、また造形物をつくる時にトースカンがあると便利です。

買うと5千円くらいかかります。高い精度を求めているわけではないので、自作することにしました。

完成したものがこちらです。

IMG_20200708_144936.jpg


用意した材料は次の通りです。ホームセンターと100均で購入しました。

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土台(以前DIYしたときに出た端材です)、一文字金具、L字金具、蝶ネジ、蝶ネジナット、ワッシャー、スプリングワッシャー、コンパス(100均で購入)

全て合わせて800円くらいの材料費でした。


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切り弓の作成 [陶芸道具]

ろくろ成形の時に口縁をまっすぐに切ったり、高さを揃えたいときに切り弓を使用しますが、様々な大きさの切り弓があると便利なので、自作することにしました。

今回作成した切り弓がこれらです。

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購入した部品は針金のみです。(ホームセンターで購入)

弓になる金具は廃材を使いました。自動車のワイパーを交換したときに出てきた芯です。

陶芸道具作りに使えそうなので取っておいたものです。

反発力がありステンレス製なのでサビる心配がありません。

針金を止める部分をヤスリで削って、窪みを付けました。

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窪みに針金を張って弓にしました。簡単に作成できました。

実際に使ってみると、市販の切り弓よりも細い針金を使用したので、引っかかることなく切りやすく感じました。

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切り糸、しっぴきの作成 [陶芸道具]

ろくろや板に乗った粘土を切り離す時にしっぴきや切り糸を使います。

今回、切り糸としっぴきを作成しました。

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ホームセンターで、丸棒と止め釘、細いワイヤー、水糸を購入しました。

丸棒を約5センチにカットし、穴を開けました。

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穴にワイヤーを通して、その先を玉結びにしました。

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ワイヤーが抜けないように、止め釘を穴に差し込んで切り糸の完成です。

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また丸棒に水糸を通すと、しっぴきの完成です。

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自作してみると思っていたよりも簡単に作ることができました。


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台車の作成<完成>(3) [陶芸道具]

台車板の裏にキャスターを付けました。キャスターの車輪は、床が傷まないようにウレタン製のものにしました。

キャスター1つ当たりの許容荷重は14㎏です。それを4つ角に付けました。

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台車1台当たりの許容荷重は、14㎏/個×4個=56㎏の0.8掛けになるので、約45㎏までの荷重に耐えられます。
(完成した台の上に乗ってみましたが、大人一人が乗っても、ビクともしない頑丈さでした)

これだけの重さに耐えられるものであれば、いま工房で使っているもの(粘土や釉薬原料等)の移動に充分使えます。

作業テーブルの下に丁度入るサイズで、2台に分かれています。

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作業効率が上がる使いやすい台車が完成しました。

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台車の作成(2) [陶芸道具]

べニア板だけだと弱いので、裏に1X4材を止めて、ある程度の重量に耐えられるように補強しました。

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四角をカットして角取りをしました。

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多少水に濡れても大丈夫なように上にニスを塗りました。ニスはウレタンニス(透明)です。

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これで台車の板の完成です。

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台車の作成(1) [陶芸道具]

陶芸をしていると、粘土や釉薬原料などの重いものを移動する時があります。
そこで、もっと楽に移動できるように台車を作成することにしました。

作業テーブルの下に入るサイズのものを2台作ります。分けた方が使いやすいため、2つ作成します。

ホームセンターで部材を購入しました。

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あまり重い台車にしたくなかったので、購入した部材は12mm厚のべニア板(コンパネ)と1X4材です。
(重量物を載せるのであれば、もっと厚い部材で作るといいと思います)

カットはホームセンターのカットサービスを利用しました。

その他、台に取り付けるキャスター(自在型)を購入しました。

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ろくろ作業台の作成<完成>(3) [陶芸道具]

作った棚板を支柱に取り付けました。これで作業台はほぼ完成です。

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角部分はすべてひっかけてケガしないように、サンダー掛けをして丸くしました。

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真ん中の棚板は取り外し可能です。外すと大きな作品が置けます。

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(真ん中の棚板を外した作業台)

作業効率が上がりそうなろくろ作業台が完成しました。


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ろくろ作業台の作成(2) [陶芸道具]

ホームセンターで購入した部材を組んで棚枠をつくりました。

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枠の隅に三角コーナーを取り付けて、頑丈にしました。

IMG_20200523_175646.jpg

棚枠ができあがりました。


次に棚枠に棚板(べニア合板)を付けました。

1段目と3段目の棚は固定ですが、真ん中の棚板は取り外しを可能にしました。棚板を外すと大きな作品が置けます。

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棚板(べニア合板)の裏に補強板をつけて、歪みや撓みが出ないようにしました。

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後は支柱に棚を付けるだけです。


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ろくろ作業台の作成(1) [陶芸道具]

ろくろで作品を挽いた後に作品を作業台に置くことになりますが、機能的な台がないため、ろくろの前に置く作業台をDIYすることにしました。

次のようなろくろ作業台が希望です。

① 挽いた後に多くの作品が置けること
  作業後に体をあまり動かさないで多くの作品が置けること。

② 棚の高さが変更できること
  作品の大きさに合わせて、棚の高さが変更できること。

③ 頑丈で安定してること
  多くの作品を置いても頑丈で安定した台であること。

台の高さを1m(座ったままで手が届く高さ)として、棚を3段作ることにました。下記のような作業台を作成予定です。

ろくろ作業台.png

ホームセンターで部材を買ってきました。

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陶芸作業台の作成<完成>(4) [陶芸道具]

組んだ各パーツをねじ止めします。

ここまでくると、随分と重くなるため、少し動かすだけでも大変です。

後は上に天板を付けるだけです。

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天板は2重にします。

まず下の天板を脚に取り付けます。下の天板はしっかりとねじ止めします。

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次に、2枚目の天板(上の天板)を下の天板にボルトでとめます。天板が傷んだ時は、簡単に取り換えが可能です。

IMG_20200508_155945.jpg
(ボルトで止めています)

頑丈で安定した使いやすい作業台になりました。


市販品の10分の1程度の低費用(1万円くらい)で、オリジナル作業台が作成できました。

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この作業台で良い陶器作りができそうです。




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陶芸作業台の作成(3) [陶芸道具]

棚板と脚を組み付けました。

ベルトクランプを使って締めると便利です。

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台の下に多くのものを収容できるように棚を2段にしました。

作業台が形になってきました。


天板は取り換えができるように二重天板にします。

上の天板の裏に鬼目ナットを埋め込み、天板をボルトでとめられるようにしました。

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(ナットを埋め込み)


      ・・・次に、つづく。


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陶芸作業台の作成(2) [陶芸道具]

ホームセンターで買った部材を組み立てます。

脚は2×4材を2本繋げました。本当は大きな木材1本で脚を作った方が良いと思います。予算を押さえるために2×4材2本をL字型に組んで脚を作りました。

IMG_20200506_142549.jpg
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脚裏にカーペット生地を貼り付け、床が傷まないようにしました。

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棚枠を組み立てます。ベルトクランプを使うと便利です。
1メートルの長さのものを締め付ける大きなクランプを持っている人は、日曜大工が趣味の人以外は少ないと思います。
ベルトクランプは普通のクランプのように締め付ける力はあまり強くありませんが、5メートルサイズの大きなものまで締め付けられます。

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棚を2段作ります。上段には小道具を置き、下段には釉薬バケツや手轆轤を置く予定です。

棚板に水がかかっても大丈夫なように、棚の表にウレタンニスを塗りました。

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部材をねじ止めした部分はすべて、ひっかけてケガしないように、ネジが埋まるようにしました。

IMG_20200506_151108.jpg


      ・・・次に、つづく。



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陶芸作業台の作成(1) [陶芸道具]

陶芸店などで既製の作業台を購入すると、軽く10万円を超えます。

予算や設置スペースの関係もあり、良い作品が制作できる作業台をDIYすることにしました。


次のような作業台が希望です。

(1)頑丈であること。
  体重をかけて土を練ったり、粘土を叩き付けたりしてもビクともしない頑丈な台であること。

(2)作業しやすい高さ(70㎝以下)であること。
  菊練りの時に体重をかけやすく、また手ろくろを台に載せて使うため、通常のテーブルよりもやや低め(60㎝台)の台であること。

(3)邪魔にならず、作業がしやすい大きさであること(大き過ぎず小さ過ぎず)。
  施釉時にも使用するため適度な作業スペースがあり、邪魔にならないサイズであること。

(4)棚のある機能的な台であること。
  工房のスペースに限りがあるため、作業台の下を有効活用でき、道具等が置けること。

(5)反ったり、割れたりしないこと。
  陶芸では水を使って制作することが多いため、板が反ったり割れたりしないこと。

(6)天板の取り換えがしやすいこと。
  天板が劣化したり傷んだときに、交換しやすいこと。

作業台の自作.png


SPF材とべニア板(コンパネ)等をホームセンターで買ってきました。部材のカットは、ホームセンターのカットサービスを利用しました。

IMG_20200505_133455.jpg


部材を組み立てます。      ・・・次に、つづく。


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